Dxn Provisionsmemo: books

October 12, 2017

memo: work–life balance

備忘録。

日本では職場は品川、住居は鎌倉と電車で1時間半の距離を楽しんでた。

通勤が大変でしょうと思われるだろうが、同じように暮らしてる人は
その魅力が分かるだろう。横須賀線の通勤は都内の1時間とは違う。

品川港南口は僕にとっては良くも悪くも何もないところで
仕事のために来てる街って思える快適さはあった。
オフィス環境もこれも良くも悪くも機能的だったから
端折って言うとなるべく在社時間を減らす勤務スタイルだった。

特に子供が生まれて以降は仕事帰りに飲みに行くこともほとんど無く
なるべく早く仕事を終えて鎌倉に帰るというパターンが続いた。
朝の海はもちろんのこと、夕方以降の地元な鎌倉は素敵なところだ。

一方、今は職場と家が同じ郵便番号で、自分で運転して10分の距離。
子供たちの学校も公立だから、日常の買い物含めて全て30分圏内。

そしてこの30分圏内に何か特別な施設があるかと言われれば特に何もない。
いかにも新興住宅街って感じで、鎌倉のような街の文化は全く感じない。

ただしSan FranciscoとSan Joseの中間点でどっちにも行きやすいし
SFOまでUberで$25程度と交通の便は地理的にとても良い。
そういう意味では籠城戦に向いた鎌倉とは真逆と言えるかもしれない。

仕事ぶりは意外と変わってない。

午前中はロンドン、夕方は東京とオンラインの拘束時間は起きてる間とほぼ同じだ。
ITサポートのおかげでこっちに来てからの方がオフィス外で仕事がしやすい分
ビジネスとプライベートの時間的な区分はさらに曖昧になってる。

僕がやりとりをするシニアマネージャーたちは早朝深夜にメールしてくることも多く
朝食前と夕飯後がメールによるコミュニケーションのピークという日もある。

このメール含めたコミュニケーションの結果、必ず何らかのto doが発生する。
プライベート含めたらto doだらけだ。毎日一つ一つ何かを片付ける必要がある。
そして2ヶ月に一度の海外出張。当然その前後は何かの締め切りになる。

このペース自体はこの10年変わってない。今も変わる気配はない。
いわゆるwork–life balanceは時差とモバイル機器で断片化した感じになってて
以前はこれを鎌倉と品川っていう街の違いと移動距離を使って分けてた。
そしてそのコントラストのある生活を日々楽しんでた。

でも今、その楽しかった生活が思ったよりも懐かしくない気もする。
鎌倉自体は今でも愛する街だけど、ビーサンでペタペタ歩く生活から離れても
実はあんまり寂しくないのはなんでだろう...って思う今日この頃。

ipppei at 23:30│Comments(0)Products/Design | Misc

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