memoJapanese Old Boombox Design Catalog

August 21, 2010

memo

R0018467


今回の旅で鞄と靴がちょっと壊れた。両方とも近所に直営の店があるので持ち込んで修理をお願いしてみた。

鞄屋さんはすんなりと修理を請け負ってくれた。でも3週間はみてほしいとのこと。
3週間かぁと思ってふと同型の新品をチェックしてみると、素材含めて改良版になってた。
でも「他に気になるところありませんか?」とあまり手入れのよくない僕の鞄をチェックし始めた時に、妙に「それは僕の鞄だ」って感じちゃってやっぱり修理をお願いした。

靴は踵の革が擦れて破れちゃったんで面倒かなと思ったら、案の定修理は出来ないとのこと。僕が自分で応急処置をするしか無いと。
やっぱりそうか。。。と思っていると、その部分が破れてしまうことはその靴の弱点で、「スタッフで試した時にも問題が発見されたんです。理由は構造で、この破れの原因と同じ。」「その後不具合対策品が出て、クレームした人のは対策品と交換しましたが、現在はもう在庫がありません。」と言い出した。
じゃあ欠陥じゃん?。。。って思ったところに「対策品への交換は出来ないので、ご希望の他の靴と交換をします。」
いや「これが気に入ってるんです。」と言うと、「もし他に気に入った靴が無かったらしかるべき金額返金します。」と。そして「よく考えてから後日来店でも構いません、都合が付かなければ他の店舗でも同じ対応をします。」と言われた。当然のことという顔で。


使い手と作り手の最小の接点は一つの商品だって考えれば、僕はこの2つのお店の対応は正しいと思った。もちろん僕は3週間も鞄が無くって不便だし、靴は直らないから別なのを探さなきゃいけないんだけど、でも僕は彼らに強い信用を感じた。彼らは僕と僕が買った物の間にあるものを疎かにしないっていう単純な態度を信用した。

別に今さら業種替えする気にはなんないけど、こういう作り手に自分もなりたい。

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この記事へのコメント

1. Posted by r   August 22, 2010 22:12
いつになく真面目だ(笑)
2. Posted by ipppei   August 23, 2010 08:09
いつでも真面目なのだ。

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